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代表取締役あいさつ

株式会社地域未来研究所は、1994(平成6)年の滋賀県大津市での創業以来、道路交通、公共交通、地域・まちづくり、環境など幅広い分野で、近畿圏を中心として社会資本整備に関わる多くのプロジェクトに携わり、高い技術力を誇る建設コンサルタントとして成長を続けてまいりました。2010(平成22)年には、株式会社都市交通計画研究所との合併を機に本社を大阪市北区に移転し、システム開発など新たな分野への進出を図るとともに、活動の場も首都圏、中部圏、中国地方へと拡げてきました。

この間、社会資本整備を取り巻く環境は様変わりしています。しかし、多種多様な課題に対して高度な技術力に裏打ちされたソリューションを提供するという当社の社会的使命は、いささかも揺らいでいません。社会資本整備に求められる技術力とは、先端的で高度な手法・方法そのものではありません。安易にシーズオリエンテッドなアプローチに走ることなく、ニーズに立脚した相応しい手法・方法の選択を通じて、都市・地域が抱える課題の解決に至る具体的な道すじを示すこと。これが、当社の考える技術力です。

一方で、社会課題が深刻かつ複雑・多様化していることに鑑みれば、私たちも現状に甘んじることは許されません。今後も、国民が持続的に豊かに暮らせる社会の実現に貢献できるよう、これまでに築き上げた多様な研究機関との知的ネットワークを最大限活用することはもちろんのこと、志を同じくする同業他社やシステムベンダーとのアライアンス構築を通じて、高度なソリューションを提供できるコンサルタントであり続けたいと願っています。

これからも社員一人ひとりが「地域と時代のニーズに則した効果的な提案」「迅速な対応」「懇切・丁寧でわかりやすい資料づくり」を心がけるとともに、企業の社会的責任を果たすべく全社一丸となって業務・研究開発に取り組んでまいります。今後とも倍旧のご愛顧を賜りますよう、お願い申しあげます。

代表取締役赤田 浩志

会長あいさつ

平成6年に社員6名でスタートした当社も、およそ30年を経た今日では40名弱の規模となりました。本社も創業の地・大津市から現在は大阪市北区に移り、東京・京都・広島などにも事業所を設けています。この間、建設コンサルタント業界を取り巻く社会経済環境、利用可能な技術は大きく変化し、まさに隔世の感があります。

開業初年度の平成7年1月には阪神淡路大震災を経験し、以降、復興にかかる交通状況の解析等に追われる日々を過ごしました。同時期に、今となっては高速道路の基盤技術となりましたETC(高速道路自動料金収受システム)の開発プロポーザルに大手電機会社様とのタッグで参画し、採択された企業グループの1つとなりましたことも、当社のキックオフに大きく貢献したところです。

創業当初は道路交通及び公共交通の解析と需要予測が中心であった業務分野も、まちづくりや環境計画分野を加え、さらにはIT技術の応用、ビッグデータの解析などの分野へと拡張してまいりました。とりわけ2013年からは、わが国を代表するITベンダー様と共同で商用車プローブデータの活用と社会への普及に努め、今日見られるプローブデータの広範な活用に大きく貢献する技術開発を行ってきました。

このように当社では創業以来、先進的なテーマに積極的に取り組むとともに、コアとなる技術(交通解析や需要予測にかかるプログラム開発、ビッグデータの処理技術など)につきましては自社開発を行い、その時々の社会の要請に柔軟に応える姿勢を心がけてまいりました。こうした取り組みが、今日の当社の業務を支える基盤となっております。

これからも進取の気概を持ち、社会で必要とされるテーマに積極的に取り組んで参ります。今後ともご協力・ご支援のほど、よろしくお願い申しあげます。

会長(創業者)竹内 新一